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新型コロナウイルスが福岡の賃貸市場に与えた影響とは

投稿日:2020.07.16
画像出典:米国立アレルギー感染症研究所

世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス

世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスですが、
依然として収まる気配がありません。

ここ福岡でも2月下旬から確認された新型コロナウイルス感染者数が
日に日に増加し、緊急事態宣言が発令されました。
ちょうどこの時期は住居用賃貸物件の入れ替わりの活発な
繁忙期とも重なりましたが、
例年とは全く異なる繁忙期となったことは言うまでもありません。

最近の賃貸市場の傾向は

近年、お部屋探しのタイミングは年々早まっており、
弊社では1月初旬から空室のお問い合わせが増加し、
同時に2月末や3月末の退去受付も増え始めます。
2月下旬頃からは法人の転勤や新入社員用のニーズが高まり、
3月中旬頃に落ち着いてくるという傾向にありました。

例年より入居率がアップ

今年はコロナの影響がまだ少なかった1月は例年以上に
一般のお客様からのお問い合わせは多く動きも活発でしたが、
2月・3月は例年より申込件数が減少していました。
しかしながら、結果的に3月末時点の弊社管理物件の入居率は
昨年より上昇しており現時点では更に高い入居率を維持しております。
(弊社入居率:96.9% 令和2年6月末現在)

要因としては今年の繁忙期は退去件数が少なかったことにあります。
学生の卒業や転勤といった理由の退去は当然ありましたが、
必ずしも転居が必要ではない一般層の引っ越し控えや法人の移動時期の
延期等により全体の退去件数は例年より2割ほど減少しております。

結果として静かな繁忙期となる

繁忙期が終わってみれば例年より入居も減少しましたが、退去も減少し、
人の動きに大きな山が無かった静かな繁忙期となりました。
また、緊急事態宣言が解除された5月中旬以降は延期されていた
法人の動きもあり、ファミリー物件を中心に成約が増えております。

不動産市況は経済の波に遅れて反映されますので、
まだまだ油断は出来ない状況にあります。

今後の市場動向は?

 現在も観光業や飲食業はコロナ影響で大変厳しい状況が続いております。
今後は収入減に伴う住み替えや店舗閉鎖に伴うテナント物件の解約が
多くなることも予想されます。
また、テレワーク(リモートワーク)が定着した業種では
都心から郊外への住み替えや仕事部屋のある物件へのニーズも高まるはずです。

コロナ過が続く今、最善のウイルス対策を施しながら
引き続き市場の変化をしっかりと見守っていきたいと思います。

 

 

ライター:多田 敏彦 PM事業部課長
     多田 敏彦 PM事業部課長

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