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不動産取引きを透明化に!!
2025年1月、不動産業界での課題であった「囲い込み」に対する規制が強化されました。
この改正により、不動産流通の適切な公開と透明化が進み、売主・買主の利益が守られることが期待されています。
1.「囲い込み」とは
「囲い込み」とは、不動産仲介会社が売却物件を他の業者と共有しなで、自社の顧客のみで取引きを行っていることを言います。
この取引きでは仲介手数料が売主・買主の双方から受領しますのが、以下の問題点があります。
- 売却機会の損失
情報が他社に共有されないので、買主が限定されてしまいます。
- 価格競争の制御
適正価格での取引きが妨げられ、売主が不利益を被る可能性があります。
- 取引きの不透明化
売主が物件の販売状況を正確に把握しづらい状況に陥るケースがあります。
2.施行の規制内容とポイント
- 物件情報の登録厳格化
REINS(レインズ)への物件情報登録が厳格化され、登録内容の迅速化や精度が求められます。
不正確な情報や遅延登録が確認された場合は行政指導や罰則の対象となります。
- 取引状況の透明性向上
売主には物件の取引状況を確認できる「登録証明書」が宅建業者から交付されます。
この証明書には2次元コード(QRコード)が追加されており、売主がスマートフォンで簡単に専用画面にアクセス行い、物件の状況を
リアルタイムに確認できるようになりました。
- 罰則の強化
違反が確認された宅建業者には、業務停止命令や指導処分が下される仕組みが整備されています。
このような厳格な対応によって、不動産業界全体の信頼性向上が期待されています。
3.規制強化によってもたらすメリット
- 売主のメリット
情報が広く共有され、価格競争が適正になり、売却価格の向上が期待され ます。
登録証明書によって、取引状況をいつでも確認可能になりますので、透明 性を確保されます。
- 買主のメリット
囲い込みが排除され、多様な物件情報にアクセス可能になり選択肢の増加 につながります。
情報が開示されることで、公正な価格での交渉が期待され取引きの公平性 が確保されます。
4.まとめ
「囲い込み」の規制強化は、不動産取引きの透明性を高め、公正な取引の環境を実現するための法改正です。
この機会に信頼できる不動産会社と連携してスムーズな取引きができることを望みます。
売却をご検討の方がいれば適正な販売価格のアドバイスを行い消費者利益の最大化を目指して行きますので、ご相談下さい。
ライター:南 浩己 AM事業部 部長

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