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「先進的窓リノベ2025事業」の使いどころ

投稿日:2025.05.31

1.2024年は「暑さが身に染みた一年」

2024年は記録的な猛暑が続き、全国平均気温は 2年連続で観測史上トップクラスを更新しました。真夏日の日数も例年以上に増え、体感的にも“とにかく暑い”一年だったと言えます。

2.“窓リノベ2024”はどうだった?

項目 2023(参考) 2024
予算規模 1,000億円 1,350億円
補助率 / 上限 工事費の 1/2・200 万円 同左
人気度 途中で予算上限に達し終了 9月時点進捗 33 %(急速に伸長)
参加事業者数 5.4万社 6.7万社(+23 %)
事業終了 2025/3/31 に終了

 

教訓
申請が殺到すると予算が枯渇し、工事の順番待ちが発生。早めに“予約申請”したオーナーほど得をしました。

3.2025年版で何が変わる?

  先進的窓リノベ2025
予算 1,350億円(継続)
補助率・上限 工事費の 1/2、最大 200万円/戸
対象工事 既存住宅の窓ガラス交換・内窓設置・外窓交換・玄関ドア(同一契約内)
申請期限 2025/12/31まで(予算に達し次第終了)
着工対象 2024/11/22以降の工事(一度予約すれば枠をキープ)
  1. 「予約申請→着工」方式は今年も有効
    先に枠を押さえれば、予算が尽きても権利は確保できます。
  2. 施工会社争奪戦は2024年で実証済み
    6.7 万社が登録済みでも繁忙期は日程が取れません。
  3. 空室対策
    ・高断熱窓で夏冬の体感温度改善⇒ 長期入居化


4.“回る電卓”―20戸マンションの簡易シミュレーション

  窓リノベ前 窓リノベ後
工事費 1,200万円
補助金 ▲600万円
自己負担 600万円
年間 NOI 1,200万円 1,224万円(賃料 +2 %)
投下 IRR

およそ 8–9%/15年(2%ローン・15年償却を想定)

・補助金で初期投資が半分に圧縮される一方、収益の押上げ要因は「家賃上昇」のみ。
・単純回収期間(自己負担 600万円 ÷ 増分 NOI 24万円)は約25年ですが、〈① 減価償却による節税効果〉と〈② 低金利ローン活用〉を織り込むと、キャッシュフロー・ベースで8〜9%程度の IRR にまとまるイメージです。

 

5.2024年の暑さを思い出す前に動く

  • 2024年の“猛暑+高光熱費”は入居者離れと空室率増の引き金でした。
  • 2025年は国が 1,350億円分の「断熱投資」を肩代わりしてくれる最後の大規模チャンスかもしれません。

 

満室経営は“窓際”から。
予算が潤沢な今のうちに、無償診断を依頼して「断熱リニューアル計画」を立ててみてはいかがでしょうか。
まずは、お客様がお持ちの物件につきまして、窓リノベーションを検討すべきかどうか、ワイズプランニングへお気軽にご相談ください。

 

ライター:田中 進一 AM事業部
     田中 進一  AM事業部

「素直な気持ちと謙虚な姿勢」
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