CPM®/CCIM資格者在籍の福岡の不動産投資コンサルティング会社

新着情報

2023年住宅ローン金利動向は?

投稿日:2023.02.15

どうなる住宅ローン金利

昨年5月に当コラムで大手都市銀行の住宅ローンの固定金利が上昇している内容を記載しました。

「住宅ローン金利は上昇傾向なのか?」のコラムはこちら

 

最近のメディアでも住宅ローンの固定金利上昇が取り沙汰されていますが、今年の住宅ローンの金利情勢はどのような状況でしょうか?

昨今は物価上昇や建築費の高騰、不動産市況の上昇等もあり、住宅ローンの固定金利の上昇も目が離せないかと思います。

 

固定金利と変動金利の動向

固定金利の上昇に伴い、変動金利も上昇する可能性はあるのでしょうか?固定金利と変動金利の動向を見ていきたいと思います。

 

現在、固定金利は上昇、変動金利は下落傾向が続いています。

固定金利と変動金利で利率に大きな差が生じている状況です。

変動金利をめぐっては銀行間で引き下げ競争が続いており、三菱UFJ銀行は借換え金利を0.475%から0.345%に引き下げ、SBI新生銀行は新規借り入れ金利を 0.35%から0.32%に引き下げています。

 

こうした背景には、都市銀行の預貸率(貸出金残高を預金残高で割ったもの)が10年以上にわたって低下し続けていることがあるようです。

つまり、銀行は多少利幅を削ってでも融資を増やしたい状況に置かれているようです。

 

固定か変動か

 

今後の金利は

2023年以降も「金融緩和継続するのか」「今後の金利がどうなるか」多くの人が気になるところではないでしょうか?

 

前提として、日銀は「賃金上昇を伴う持続的なインフレ2%」を金融緩和解除の条件として挙げています。

ここでのポイントは「賃金が上がることで需要が増え、物価が上がる」という経済のよい循環が起きることだと思います。

賃金が上がったとしても、金融緩和を解除するほどではない可能性もあります。

なぜなら、物価上昇率に対してベースアップの規模が不十分であることに加えて、今回の賃上げが物価上昇に伴う一時的な賃上げに終わる可能性もありそうな気がします。

 

金利上昇

 

まとめ

長年にわたって低金利が続いている日本では、金利上昇に慣れていない人が多いかと思います。

ところが、「金利が上昇する」ことは「経済に成長力がある」ということであり、本来、金利上昇は“悪”ではないかとも思います。

 

「一定の金利上昇はあって当然」と考えておいたほうが気持ちが楽になります。

金利が上がる前提で将来への備えをしておけば、その時が来ても焦らずに対処できるのではないでしょうか?

 

 

ライター:南 浩己 AM事業部 部長
     

「感謝の心を持つ」

投資家の方へ収益物件の紹介や収益分析を
行っています。
CPM(不動産経営管理士)の投資理論、
従来のざっくりとした分析ではなく
ファイナンスの考え方を基に数値分析を行い
資産運用のお手伝いします。
しっかりと投資の考え方を共有できるよう丁寧に説明させて頂きます。

資格
CPM®(公認不動産経営管理士)/宅地建物取引士

 

〒815-0082
福岡市南区大楠2-5-2
店休日
年末年始、GW、
夏季休暇

【受付時間 : 9時30分~17時30分】
tel. 092-532-1123
fax. 092-532-1124

ご不明な点、詳細に関するご質問等、
お気軽にお問い合わせください
お問い合わせ
エクリュ コインランドリー エコウィン